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設
計のポイント(1)
くさびを応用した摩擦締結要素でもっとも大事なことは、他の機械要素と同じく、その要素の限界能力を知った上で設計を始められることです。とくに生産財に適合される機械要素については、慎重に要素を峻別しなければなりません。たかが摩擦締結要素で数千万、数億円の機械が動作不良しないよう万全の注意をお払いください。
また「能力不足の要素を誤って使用」したり設計上の「摩擦係数の取り違え」あるいは、「はめあい公差の不適合」さらには「締め付けトルクの管理不徹底」などの間違いが存在するメカニズムおいて、計算上あるいはカタログ上の伝達可能トルク以下でもスリップすることがあります。出荷前に工場内でスリップ事故が発生したときはそれなりの対策ができますが、厄介なことは数年後に突然スリップ事故が発生するような事態です。それらの事故を回避するために、「摩擦締結要素そのものに起因する径年変化」が絶対発生しないよう限界能力を見極めること、さらには「相手部材の表面粗さの不適合や強度不足」などが発生しないよう配慮が必要です。
設計のポイント(2)
ハブの取り付け取り外しを頻繁にしなければならない。
ハブの取り付け精度をさらに高めたい。
高速回転下で使用したい。
過負荷時に摩擦締結部をスリップさせたい。
シュパンリングの圧力あるいは遠心力によるハブ・軸の変形量をあらか じめ算定したい。
軸・ハブの素材を鋼(スチール)以外のものを使用したい。
超高温(同低温)下で使用したい。
締結部にスラスト荷重や曲げ応力あるいはラジアル負荷などの外力をト ルクとともに同時負荷させたい。
締め付け用トルクレンチおよび専用工具などでお困りのときは、かならず当社RINGFEDERテクニカルサービスまでお問い合わせください。
シュパンリングの特徴
軸・ハブにキー溝などの切り欠き加工をしませんので有効断面積が大きくでき、さらに加工費の削減ができます。
回転方向及び軸方向(軸に段付加工がないとき)とも任意の位置でハブを固定することができます。
取り付け、取り外しが比較的簡単にできます。
正しい設計計算および取り付け取り外しが実行されている場合は反復使用が可能で経年劣化もありません。
伝達可能トルク以内であれば正逆転・衝撃負荷に対して有効に機能します。
より詳しい情報、ご質問、お問い合わせ等ありましたら、正規代理店の竹田商事(株)まで。
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